更新日:2021年4月6日
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平成18年3月、垂水市立大野小中学校がその長い歴史に幕を下ろすこととなりました。
同年4月から学校跡は社会教育施設として、体育館は体育施設(大野体育館)として、それぞれの利活用を図ることとなりました。
旧大野小中学校施設は、「大野地区公民館別館」として位置づけられております。
住民の教養を高め、文化の向上を図ることを目的とする社会教育施設として、広く地元への貢献を目指します。
市町村合併離脱後、単独での道を進まざるを得なかった垂水市は、鹿児島大学生涯学習教育研究センターに指導・助言を仰いでいるという経緯がありました。
鹿児島大学は、旧大野小中学校の近隣に「農学部附属高隈演習林」を有しており、高隈の雄大な自然を活かした環境教育・森林教育に力を入れていました。
このような施設を有する鹿児島大学が、旧大野小中学校施設の利活用案として提示したのが、「大野ESD自然学校」構想です。
現在、「大野自然学校」や「自然学校」の愛称で親しまれております。また、令和元年度より14年目に突入します。
「ESD」とは何でしょう?
ESDとは「Education for Sustainable Development」の頭文字を取った言葉で、直訳すると「持続可能な開発のための教育」となります。
世界が今後直面する環境破壊、貧困、飢餓など人類共通の問題解決に取り組み、世代を超えて人と自然が共生しうる持続可能な社会をつくることを目的とし、そのようなことができる人材の育成を目指す教育のことです。
また、最近では、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞くことが多くなりました。SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、直訳すると「持続可能な開発目標」となります。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、日本を含めた国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。自然学校での様々な活動を通じて、イメージを掴んでいただければと思います。
SDGsについての説明はこちらです。
大野ESD自然学校は、垂水市、鹿児島大学(及び演習林)、地域(大野地区)の三者の協力の下運営される組織で、環境教育・ESDプログラムを通じて、大学生・児童生徒・地域住民及び一般市民が互いに学び合うことにより、大学の教育研究と地域の学生および社会教育に貢献することを目的とする機関です。
また、大野地区公民館別館(旧大野小中学校)を主なフィールドとし、様々な体験活動を提供します。
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