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更新日:2023年4月29日

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自殺の背景・基本認識等

このページでは、垂水市いのち支える自殺対策計画第1章より、「自殺の背景や基本認識」等についてご紹介しています。

自殺の基本認識や背景に関する基本的な考え方

自殺の基本認識

自殺は、その多くが追い込まれた末の死である

自殺の背景

  1. 自殺は、精神保健上の問題だけではない。
  2. 自殺は、多様かつ複合的な原因・背景があり、様々な要因が連鎖する中で起きている。

自殺は、「その多くが追い込まれた末の死である」と言うことができます。

その背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因があることが知られています。自殺の多くは、多様かつ複合的な原因及び背景があり、様々な要因が連鎖する中で起きています。

自殺は、人が自ら命を絶つ瞬間的な行為としてだけでなく、人が命を絶たざるを得ない状況に追い込まれるプロセスとして捉える必要があります。自殺に至る心理としては、様々な悩みが原因で心理的に追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ったり、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという役割喪失感から、また、与えられた役割の大きさに対する過剰な負担感から、危機的な状態にまで追い込まれてしまう過程と見ることができるからです。

自殺行動に至った人の直前の心の健康状態を見ると、大多数は、様々な悩みにより心理的に追い詰められた結果、抑うつ状態にあったり、うつ病、アルコール依存症等の精神疾患を発症していたりと、これらの影響により正常な判断を行うことができない状態となっていることが明らかになっています。

このように、個人の自由な意思や選択の結果ではなく、自殺は、「その多くが追い込まれた末の死」ということができ、自殺に追い込まれるという危機は、「誰にでも起こり得る危機」と言えます。

このページに関するお問い合わせ先

垂水市役所保健課元気プロジェクト係

鹿児島県垂水市上町114

電話番号:0994-32-1111

ファックス:0994-32-6625

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