更新日:2026年7月17日
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令和7年3月17日(月曜日)令和7年第1回垂水市議会定例会が開催され、本市出身の明石浩久氏を教育長に任命することが同意されました。
明石氏は教育行政に長年携わってこられた豊富な経験と知識に加え、本市出身で地域事情に精通していることから任命されました。

市民の皆様には、垂水市の教育に対しまして、かねてから深いご理解とご協力をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、国の方では、全国どこの学校においても教育の水準を一定に保つための「学習指導要領」の改訂が行われています。今回の改訂では、デジタルによる学習基盤を前提とした審議が進められています。
加えて、「情報技術の更なる進展の中で、国際社会をリードする人材の輩出」、「今後の生産年齢人口の不足から、デジタル技術を活用した生産性の向上」といった将来的な課題を踏まえ、「すべての子どもたちの情報活用能力の抜本的な向上を図る必要がある」と考えられています。
こうした国の動きを受けて、本市の全小・中学校は、令和7年度から10年度までの4年間、文部科学省の研究開発学校の指定を受け、子供たちの情報活用能力の育成に取り組んでいます。
特に、本市が独自に新設した教科「情報の時間」の学習では、情報を効果的に活用したり、適切に取り扱ったりする学びを深めているところです。
近年、ネット依存やSNSによるトラブルなど、さまざまな問題が発生している中で、大切なことは、これからのツールとして必要不可欠なICTを、体験的な活動を重視しながら、主体的に学ばせることであると考えています。
「情報の時間」では、例えば、「伝えたい!みんなに届くパンフレットづくり」の学習で、写真の選択、デザインや情報量の工夫といった効果的な情報発信に関する学習活動が行われています。
また、「フェイクニュースをさがせ」の学習では、正しい情報を探すスキルを磨いたり、「クラスのネット憲法を発信!」の学習では、安全で快適なネット活用のための行動指針を話し合って決めたりといった学習活動が行われています。
一方、市内のすべての小・中学校では、学校教育目標の中に「ふるさとを愛し」といったフレーズが謳われるとともに、総合的な学習の時間は「ふるさと垂水」と名付けられています。
「ふるさと垂水」の学習では、渓谷「猿ヶ城」でのシャワークライミング体験、ビワの栽培やタマネギの収穫、錦江湾でのカンパチの餌やり体験、桜島の火山灰の研究、史跡巡りや郷土芸能の継承活動など、各地域の特色を生かした体験活動を基にした探求的な学びが行われています。
令和7年度は、垂水小学校の6年生がそれぞれのテーマに沿ってまとめた「町づくりプラン」について、議場で市長や市役所職員への提言を行いました。あるグループは、垂水市を「食の力」でよりよくしようと、特産品を使ったオリジナルの料理やスイーツを道の駅やオンラインで販売することを提案し、収益金の見込みまで示していました。
こだわりのあるテーマ設定、情報の収集・整理、情報の分析・吟味・表現、まとめ・提言・発信といったそれぞれの学習過程において、「情報の時間」に学んだことが生かされるとともに、「ふるさと垂水」での学びが「情報の時間」での振り返りにつながっていくことで、子供たちに日常生活で生きて働く情報活用能力が身に付いていくと考えています。併せて、それぞれの学校の創意と強みを生かしながら、子供たちも先生方もわくわくするような学習が展開されることを期待しています。
文部科学省研究開発学校の指定を受け、実践・研究を進める上で、めざす子ども像を「情報技術の特性を正しく理解し、適切に取り扱うことで、多様な他者と交流したり、協働したりしながら、学びの質を高めるとともに、ふるさと垂水の一員として、参画意識を高める子供」と設定しました。本研究の大きなテーマは「郷土愛」です。
本市の子供たちが、将来、どこにいようとも、ふるさとの豊かな自然や食、歴史・文化、そして、人の温かさを思い、それを誇りとして、何らかの形でふるさとに貢献しようとする人材となるよう、取組を進めてまいります。
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