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更新日:2018年3月27日
学校長挨拶でもご紹介してますとおり、本校区は、錦江湾岸に沿った国道220号線の両脇に広がり、南北に37kmにわたって延びる垂水市の南部に位置しています。柊原地区公民館を中心とした各種団体の活動も活発です。
ここでは、本校区について伝統行事などをご紹介いたします。
私たちの校区には、鹿児島県指定有形文化財にも指定されている「柊原貝塚」という文化財があります。
「おろごめ」とは、藩政時代、武士が野生の子馬を「おろ」と呼ばれる囲いの中に追い込んで捕まえていた姿が勇壮だったことから、子どもたちにもそのように育ってほしいという願いが込められ行われる伝統行事。
学校近くの海岸に穴を掘り、上級生と下級生が相撲のように組み合い、上級生が下級生を穴から追い出したら終了となります。(毎年6月5日開催)
「かべうっくじぃ」とは、言い換えると「壁壊し」のことです。この行事は、明治ごろから行われているようです。
毎年1月14日の夕方になると、子どもたちが、新婚さんの家に行き、庭に作られた壁(竹や木をかずらで結んでできた壁)を、木の棒で叩き壊すのです。
まず最初、子どもたちが家人に尋ねます。
「ハンズ(陶器で作られた水桶)をくるいか、嫁じょをくるいか」。
家の人は「どっちもくえがなぁんで、そけ壁があっでそいをうっくじえ」と答えます。
すると子どもたちは、一斉に「はらめ!はらめ!」と叫び壁を叩いて壊し、壊し終えると家の人から褒美のお菓子をもらいます。
子どもたちの「はらめ、はらめ」の言葉には「早く赤ちゃんが出来ますように」(子孫繁栄)の祈りが込められています。
また、壁を壊すことには嫁と嫁入り先との目に見えない壁を壊す意味や、庭先を棒で叩くことで、モグラ等を追い払う「邪を払う」「豊作祈願」の祈りが込められていると言われています。
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